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9月, 2020の投稿を表示しています

総会決議を得ていても!?大規模修繕工事を行った理事長に善管注意義務違反で損害賠償請求認定

とても興味深い判決がでました。 きちんと総会決議を経て大規模修繕工事を行ったにも関わらず、理事長が管理組合から「私的利益」で行ったとして 損害賠償請求が認定されたのだ。 私的利益の内容については、動画のとおりだ。 確かに、理事長の意図的なところも多々あるように思うが、訴えられた理事長が問題的しているように 「有効な総会決議に基づき、管理者の職務として実施した大規模修繕工事が例外的に理事長個人の善管注意義務違反となる場合の要件」 「有効に決議を行った以上理事長は決議の実行義務を負うのに、原判決のように理事長が総会決議を遂行しないという不作為義務を負うのか。」 具体的に、どの善管注意義務違反が損害と因果関係があるのかはっきりしない という点が残る。 これがまかり通るとすれば、総会決議を不作為で実行しない無気力理事長が横行しかねないのではないだろうか。

管理会社満足度調査ランキング12年連続1位 野村不動産パートナーズ!理事役員経験者によるランキングでも1位

先日、投稿したオリコンの管理会社ランキングに引き続き 住まいサーフィンの満足度調査ランキングにおいても、野村不動産パートナーズが12年連続1位になりました。 もう名実ともに、管理会社としてNo1は野村不動産パートナーズで間違いないようです。 どこにこの人気の秘密があるのか・・・教えてほしいものです。

マンション価値を決める新たな評価制度2020年4月から開始!5つの評価項目とは

現在、マンション管理業協会が推し進めております新たな評価制度が ついに2020年4月から開始されることが決定したようです。 協会会員の管理会社は、受託マンションのプレ評価作成を行っている状況です。 評価シートは私も見てみましたが、なかなか良くできていました。やってて当たり前という項目も多いですが、残念ながらそういったことですらできていない不良マンションは多いです。 また、情報を提出しなかったマンションは自動的に低評価になる仕組みも良いですね。同制度の推進力になりそうです。

管理会社フロントが着服!保険金請求書類の振込先を未記入のまま理事長に署名押印させ

大手の管理会社でも未だにこのようなことが起きていることが嘆かわしい。 手口はとてもシンプル。 マンションの共用部分で事故が発生した場合、ほとんどの管理組合が損害保険に加入しており、修繕費として保険金が支払われる。 その保険金請求事務手続きは、ほとんどの場合、管理会社に委託している。 フロント担当者が、保険金請求書類を理事長に渡し、理事長が管理組合代表者印を押して申請する。 今回は、この保険金請求書類の保険金振込先を未記入にしたまま、印鑑を押させ、フロントの関係者の口座に入金させていたというもの。 理事長は書類を何も見ていなかったのか!?被害にあった管理組合には同情することができない。 実のところ、全国のほとんどの管理組合理事長はこのようにメクラで印鑑を押しているため、不正行為は後をたたない。もちろん、真面目に仕事をしているフロントがほとんどではあるが… 全国の管理組合理事長よ!最低限、書類ぐらいは目を通そう。

全戸一括型のマンションISP業者 つなぐネットが7年連続1位

コロナ禍において、在宅勤務、動画需要が高まっており、 マンションではインターネット環境についての関心が高まっています。 インターネット環境が脆弱だったマンションは、スペックの拡充などが検討されています。 先日は、 「つなぐネットコミュニケーションズ、アルテリア・ネットワークス、三菱地所、東京建物 ローカル 5G を活用した集合住宅向け次世代無線インターネットサービス 商用化に向け、4 社共同で実証実験の取り組みを開始 」 なども話題になっていました。 https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec_200522_local5G.pdf 一方、全戸一括契約は管理組合が全戸分のインターネット利用料を支払う仕組みなので 一見すると居住者にとっては得のような気もしますが、当然のことながら管理費に転嫁されており(賃貸であれば家賃) 空き家があったり、当該契約以外の契約をする人がいれば、その分の契約料はまるまる無駄になってしまいます。

オリコン顧客満足度ランキング 分譲マンション管理会社 4年連続野村不動産パートナーズが首位

オリコンの顧客満足度ランキング 分譲マンション管理会社部門が発表されました。 なんと、4年連続 野村不動産パートナーが1位となりました。 関西でも、2年連続 三井不動産レジデンシャルサービス関西が、九州では3年連続 穴吹コミュニティが1位となっております。 いずれも地場で盤石な基盤をもつ管理会社です。 今回の顧客満足度ランキングで重視された点は 日常業務対応、フロント、管理員、事務管理業務、コストパフォーマンスの順番です。 ということは、価格よりも管理の質が見られているということですね。 更に、今回からリプレイス部門が初めて追加されており、大和ライフネクストが見事1位となっております。 大和ライフといえば、先進的な取り組みを先んじて行っている管理会社という印象です。

築20年目以降のマンションは長期修繕計画だけでなく、長期マネジメント計画も!マン管センター策定手法を指南

マンション管理センターが長期マネジメント計画に関する検討結果をまとめて、ホームページに公開しています。 修繕計画をまとめた長期修繕計画はよく聞きますが、長期マネジメント計画はまだ聞き慣れないと思います。 マンションにおいては、修繕計画以外にも、運営面、ソフト面、ハード面と様々なマネジメントが必要になってきます。 それらを短期、中期、長期で計画し、マンションを健全に管理していく必要があります。まさに会社と同じですね! それには、多岐にわたる知識が必要になりますので、計画をまとめやすいように、このようなガイドラインを作ってくれるのはありがたいです。 マンションの役員をされている人は、管理会社に長期マネジメント計画について言及されてはいかがでしょうか。